家での練習で気をつけないとやばい奴

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森谷勘太郎

森谷勘太郎

金沢市で活動しているドラム講師。
LACOSTEが大好きでたまりません。

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こんにちは。

元々インドア派なのに、家にいることが増えて引きこもりが加速し続けている森谷です。

皆さんは、家での基礎練習はどんなことをやっていますか?

練習パッド?電子ドラム?それとも生ドラム?

電子ドラムや生ドラムを叩ける環境の方。羨ましい限りです。学生の頃は私も持っていましたが、今では叩いたときの音量問題でダメになりました・・・。

家での練習において、闇雲に練習してしまうといざ生ドラムで叩くぞ!って時に変な癖がつく可能性があります。(実際、私は電子ドラムで練習をしていた頃に、電子ドラムっぽい叩き方だと言われたことがあります。)

そんな気をつけるべきことを何点かご紹介します!

目次

  • 電子ドラムはスイッチでしかない
  • ストロークの角度90°は死守すべし!
  • そのパッドの配置、狭すぎない?

電子ドラムはスイッチでしかない

ガッツリ練習をする、とにかく叩こうって方によく言っています。

ドラムっていうのは、アコースティック楽器です。アコースティックと聞くと、まずはギターなんかを思い浮かべるのではないでしょうか。

説明しよう!アコースティック楽器とは

アコースティックギターやドラム、ピアノなどもそうだが、電源無しでも音が出せる楽器のことなのである!

話を戻します。

スネアドラムを例に出しますが、打面を叩く場所によって音が少しずつ違いますよね。オープンリムショットであったり、時と場合によって音色を使い分けるわけです。

しかし電子ドラムはどこを叩いても同じです。なので、叩くポイントがバラバラであっても音色が同じで、なーんか叩ける気になってしまうんですよね。

その状態で、いざスタジオに入ってみるとスネアの音がバラバラでしっくりこないってことが起こります。

そういう時はマイスネアの打痕を見れば一発!いろんなところが黒くなってたらそりゃバラバラって意味!

そんな感じで、パッドを叩く時は叩くポイントに少し気を張ると良いですね。

ストロークの角度90°は死守すべし!

家で練習する時の天敵。それは騒音、そして振動。

たまに『電子ドラムだから静かだし、家でも気にせず叩けますよね!』って方がいます。

オイオイオイオイ!

いくらパッドや電子ドラムと言っても、物を木の棒でしばくことに変わりはないし、しっかりとうるさいから!

ドラムが『うっるせぇな!』だとしたら電子ドラムは『うるさい』ですからね。練習パッドは『五月蝿い』です。

ただ、それを気にして音を小さくしようとストロークも浅め浅めにして控えめなドラムになると、それもまた良くない。控えめなドラマーになってしまいます。

騒音問題に関しては、対策をしっかりしましょう。防振マットを敷いたり、壁に静粛性のあるスポンジを貼るとか。

そして、しっかりフルストロークは90°を理想の角度として、スティックを振りましょう。

こういうスポンジを壁に貼ることで、出た音を吸音してくれます。

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さらにマットを敷いて防振対策もしましょう!下のマットの下に、子供のようのパズル型マットをさらに敷いてる人も見たことがあります。

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そのパッドの配置、狭すぎない?

家にドラムを置くとしたら、できるだけコンパクトにしたい・・・。

それでいつもスタジオでやってるセッティングと全然違う配置で叩いてる方いませんか?

そういう人の特徴

  • タム移動が苦手、よく縁に当たったりする
  • シンバル空振りがち
  • スタジオで永遠に自分のセッティングにしっくりこない

よくないことがたくさんなので、少し場所を取ったとしても、出来るだけパッド同士を少し離してセットしましょう!

パッドは小さいものが多いので、どうしても近づけたくなる物です。パッドで多いのは8インチや10インチです。しかし、スネアドラムは14インチもあるのです。なので、スネアの位置のパッドも14インチの中心と想定して配置しましょう。

そして特に気をつけてほしいが、ハイハットペダルです。

電子ドラムの中で、ハイハットスタンドではなくシンバルパッドとペダル別々についてるタイプのやつがあります。

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これの気をつけるべき所が、パッドとペダルの位置関係という点。そして、ハイハットスタンド型との感覚の違いがあるという点です。

ハイハットスタンド型↓

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別々だと、ペダルだけすごく近かったり遠かったりってことがあります。そうなるとスタンドを使った時にシンバルかペダルのどちらかに違和感が出てきます。なので基準としては、ペダルの位置を調整してから、その真上にシンバルパッドを置くということです。

そして、感覚の違い。ペダルがスイッチ式なので、足を乗せておくだけでハイハットがクローズされてすごく便利なのですが、本物のシンバルはそうもいかず、しっかり体重を掛けていないと中途半端な開き具合で歯切れの良い音になってくれません。なので、かかとを上げてしっかりとペダルを踏ん付ける意識を持ちましょう。

まとめ

いかがでしたか?スタジオで、アコースティックドラムを叩く時ってやっぱ気持ちよく叩きたいものですよね。もちろん小さな音でも楽しいですが、大きく抜けた音色で力強く叩くと、さらに楽しく叩けると思います。そのために、家での環境もしっかり整えて、スタジオに備えましょう!

また次回!!

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