こんにちは。森谷です。
以前、ストロークの話をしていて、「モーラー奏法」「グラッドストーン奏法」というのが出てきましたが、それについて話していこうと思います。
ちなみに、この2つについては定義はしっかりとあるものの、ドラマーによって解釈や表現が違っていたりするので、ここでは私個人としての解釈で説明していきます。あしからず。
元々、この2つはモーラーさんとグラッドストーンさんという人物がそれぞれ編み出した奏法で、それが今まで語り継がれているって感じです。
イメージとしてはスティックの動きが
モーラー奏法は「旋回」
グラッドストーン奏法は「往復」
と、私は解釈しています。
そんなのを踏まえて、2つを紹介していきます!
目次
こんな方に必見!
- 2つの奏法の違いがわからない
- 自分がどちらで叩いているのか知りたい
- 大きな音、小さな音を使い分けられるようになりたい
- よく聞くけどなんなのかよくわからない

森谷
ちなみに私は7:3でモーラーの叩き方です!
モーラー奏法の練習方法についてなど詳しく解説した記事を最近書いたので、モーラー奏法についてもっと知りたいという方はこちらもぜひ参考にしてみてください!
モーラー奏法とは?
モーラー奏法ってどんな叩き方?
この奏法は肘を揺らしながら腕全体で叩くやり方です。動きとしては横運動。
肩からパワーが伝わって、スティックの先に集約する様な感じですね。言わばムチです。(レッスンでムチってワードを使うと引かれる事もあるけど引かないで!)
私がこの奏法で常に意識してるのは、肩からスティックの先にかけて、パワーが伝わっていくイメージです。
肩、肘、手首、指、スティックと言った感じで関節をパワーが経由していくように。
- 動きは横運動
- 肘を揺らしながら腕全体で叩く
- ストロークの時、スティックが8の字を描く
- 脱力が命
- 3つのストロークを使う
- スピードを出しにくい
- 動きにムラが出やすい
- 一歩間違えるとフォームがすごい事になる
- 腕全体を使うため、パワーが出やすい
- 慣れると疲れにくくなる
- ストロークで力をあまり入れないので楽
- 3つのストロークを一気に習得できる
モーラー奏法の動きは?
肘を外にグイッと持ち上げて、そのまま波の様に手を振り下ろす動きです。

森谷
打点とストロークは毎回同じになるように気をつけましょう!
モーラー奏法の練習方法は?
これでは三連符を叩きます。その時に
- ダウンストローク
- タップストローク
- アップストローク
の順にストロークを変えながら、叩きます。
ゆっくりやる時のコツは、とにかく動きを大きく。速く叩くにつれて、肘の動きやストロークが小さくなってくるので、ゆっくりな時はとにかく大きく動かしておきましょう。
私がこれを習得するのに参考にしたのが、ジョジョメイヤーのDVDです。

森谷
DVDは英語音声で、日本語字幕もないので注意!
私は動きを見て研究していました。
グラッドストーン奏法とは?
グラッドストーンってどんな叩き方?
これは、指を中心に動かして、特にバウンドを利用する叩き方です。動きとしては縦運動。
動きのイメージとしては、ボールをバウンドさせる感じ。
速くシングルストロークをするときなんかはすごく良いと思います。
- 動きは縦運動
- 指を中心に動かす
- バウンドを利用する
- スティックの動きは均一
- 音量を稼ぎにくい
- 長時間叩いてると指が疲れる
- スピードを出しやすい
- 屋内で小さい音で叩く時にも使える
- 動きがスマートになる
グラッドストーン奏法の動きは?
指だけでひたすらにパタパタとやります。

森谷
スティックの残像で扇を作るイメージ!
まとめ
- モーラー奏法は大振りでパワー特化
- グラッドストーン奏法は指のみでスピード特化
- 大音量で叩く時で小さい音で叩く時で使い分けられると良い
いかがでしたか?
私の場合はモーラー奏法が入っていますが、肘より手首の方が動きの比重多めです。なので私の叩き方は肘ガバガバ開け閉めはしてない・・・はず。ここの比重も人それぞれですね。
そんな感じで、皆さんも2つの奏法試してみてはいかがでしょうか!
また次回!
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