こんにちは。森谷です。
家での練習によく使われる電子ドラム。皆さんは電子ドラムを選ぶ時に迷っていませんか?
YAMAHAやRolandの電子ドラムは値段が高いし・・・だから5万円くらいでネットに売ってる電子ドラムを買おうか迷ってる・・・。
大手の電子ドラムの値段が高いのには当然ながら理由があります。
そんな選ぶ時に参考にして欲しいポイントを今回は解説して行きます!
目次
こんな人は必見!
- これから電子ドラムを買おうと思っている
- どんなものを買えばいいか分からない
- 10万円近くするものもあるけどなんでそんなに高いのか分からない
- メーカーが多くてそれぞれの特徴が知りたい

森谷
電子ドラムはピン切りですからね・・・!
電子ドラム選びのポイントは?
- 打感が生ドラムに近い
- バスドラムのキックパッドがついている
- ハイハットスタンド式
この3点がとても大事なポイント!
打感はリアルな方がいい
YAMAHAはシリコンパッド、Rolandはメッシュパッドです。
シリコンパッドは静粛性にも優れていてメッシュよりも打感は近いのかなって思います。
メッシュパッドは生のスネアと同じ構造のため、チューニングで打感の調節ができます。
シリコン | メッシュ | |
---|---|---|
静粛性 | ◎ | ◯ |
打感 | ◎ | ◎ |
耐久度 | ◎ | ◯ |
打感の調節 | ✖️ | ◎ |

森谷
個人的にはシリコンの方が打感が気持ちよくて好き!
YAMAHA DTXシリーズ
YAMAHA DTX720K
- パッドが全てシリコン
- 音色と曲が豊富
- パッド別での音量調節が簡単にできる
スネア、タムパッドが全てシリコンパッドになっていて、さらにはキックパッドもシリコンパッドになっている優れもの。
モジュールもスペックが高く、幅広い音色、ジャンルの曲もあります。
900と700シリーズにしかない、パッド別に音量調節ができるつまみがあるので調節がとても楽。
中々値は張りますが、ドラムをしばらくやっていてそろそろ電子ドラムを買おうか迷ってる方にオススメ!
YAMAHA DTX532KFS(生産完了品)
こちらはもう生産完了品でネットなどでしか売っていませんが、YAMAHAの中ではコスパはかなり良いです!
一番使うスネア部分がシリコンパッドで、ハイハットスタンドもキックパッドもついています。
そして値段も13万円前後なので、機能性と価格のバランスがちょうどいいです。
モジュールは液晶がついていて、ボタンが少なく情報が見やすいのでキッズにもオススメです!
YAMAHA DTX432KUPGS
- コンパクトであまり場所を取らない
- 折りたたみできるので片付けが楽
- 7万円台で何年も使えるタフさがある
YAMAHAの中で一番安価なシリーズです。
シリコンパッドはついていませんがヤマハの練習パッドに近いゴムパッドが付いていてバウンドもしやすく使いやすいです。
パッドは8インチほどであまり大きくはありませんが、その分同じところを叩く意識付けになるので良いです。
気軽に自宅でドラムをやってみたい方にとてもオススメです。
YAMAHAまとめ
YAMAHAのセットはシリコンパッドが使われていて、シリコンパッドが使われているメーカーはYAMAHAだけという強みがあります。
そして、モジュールの機能性もとても幅広く、メトロノーム練習の種類の多さがとても良いと思います。
小節ごとにクリックを消したり、ビートを叩いて、そのビートの正確さが点数になってわかったりと練習メニューは考えれば考えるほど出てくるので、私も学生時代に色々模索していました。(私はDTX532KFSを使っていました。)
そんな独自性、幅広さが私としてはオススメの理由です。
ちなみに別の記事で、DTX532KFSを使った練習メニューを紹介しています!
Roland V-Drumsシリーズ
Roland TD-17
- 12インチの大きなスネアパッド
- Bluetoothでスマホを接続して曲を流せる
- 15万円台では中々ないスペック
こちらはRolandでもすごく人気のシリーズです。
このシリーズのすごい点は、なんといってもスネアのパッドです。
12インチと中々大きいサイズなのでとても本物に近い感触です。さらに、強弱の概念がこのパッドには存在しているので、強く叩いた時と弱く叩いた時で音色が変わります。
電子ドラムでよく困るクローズドリムショットのやりにくさがこのパッドでは一切ありません。
個人的にはRolandではこれ一択かなと・・・!
Roland TD-07
- TD-17とほぼ同じスペックでこの価格
- コンパクトさが向上している
- 予算が10万円前後の方にオススメ!
こちらはハイハットスタンドはありませんが、スネア、タム、キックパッドがメッシュパッドになっているので、打感を損なわずに叩くことができます。
TD-17には劣りますが、シンバルよりもスネアやタムの太鼓類の機能性を落とさないように価格を下げた感じです。
TD-17との違いはスネアパッドの大きさとハイハットスタンドの有無です。
Roland TD-1
- 電子ドラム界で圧倒的なコンパクトさ
- 小さい子でも叩きやすい
- ライトにドラム叩きたい方にオススメ!
Rolandで一番安価なモデルです。
メッシュパッドはついていませんが、これの良さはなんといってもとてもコンパクトな点!
体の小さなキッズだと、他の電子ドラムは位置が高かったり足が届かないこともありますが、このシリーズだと問題なく使えるかと!
Rolandまとめ
RolandはTD-17のスネアパッドがなんといっても強いです。
大きくて強弱もついて、使いやすい。もちろんTD-17の上のシリーズの方がスペックは高いですが、値段が・・・。50万円くらいしますからねw
そして、YAMAHAにはない一番の強みがBluetooth機能が付いているということです。
普通ならモジュールと音楽機器はケーブルで繋ぐのですが、TD-17、TD-07のモジュールはBluetoothでスマホと繋ぐことができます。
なのでケーブルを用意する必要もなく、接続も簡単なので良い!
そこがRolandのオススメポイントです!
その他のメーカーの電子ドラムは?
ATV、PEARL
この2社はもう練習とかそういったものではなく、プロのレコーディングなどでも使われるものです。なので、もう楽器として扱われていますね。
価格もやばいです。40〜60万円するようなものが大半なので、とにかくいいものが欲しい!という方にはオススメです・・・。
ATVのモジュールに入っているドラムの音色は、実際のドラムをマイク録りした音で、色んなメーカーのドラムの音を再現できるとか。そんなことが出来て電子ドラムなので準備も楽なので、海外ではレコーディングに使われているらしいのです。
PEARLとKORGの開発したe-mergeは電子ドラムとアコースティックドラムの融合だとも言われているので、近くの楽器屋にあったらぜひ叩いてみてください!前に私も叩いてみましたが、太鼓類のパッドが全然違いました。打感はアコースティックドラムそのもので、電子ドラムの音色が楽しめます。
さらに、普通の電子ドラムはパッドは言わばスイッチになっているんですが、e-mergeはパッドの打音とモジュールの音色をミックスして出します。なので音色自体も生々しい音になっています。
ALESIS、PLAYTECH、MEDERIなど
レッスンなどで、生徒と話していてこの手のメーカーがよく話題に出ますが・・・。
私はこれらは正直オススメはしていません。
確かに、とても安価で安いものだと3万円を切るようなものもあっていいと思いがちですが、機能性や耐久度は著しく低いです。
MEDERIのドラムを中学生の時に買いましたが、半年で壊れてしまいました。
その後、YAMAHAのDTX 532KFSを買いましたがそれは5年使ってもどこも傷む事なく使えていました。
なので、安いことはもちろんいいのですが、これらを買うならばもう少し追い銭してYAMAHAやRolandを買った方がいいよとオススメしています。
ALESISは20万円程の電子ドラムを出しているのでそれはまぁ・・・て感じですが、私なら20万あればTD-17を買います。
まとめ
いかがでしたか?
買う時には予算もあり、買いたいものと買えるものが違うと思います。
しかし、値段のみを気にしすぎるとすぐに壊れてしまったり、アコースティックドラムとの感覚の差が大きく、スタジオなどで叩く時にすごく不便になってしまいます。
スペックの高いものを家に置くことでモチベーションアップにもなると思うので、少し奮発していい電子ドラムライフを満喫してください!
それではまた次回!
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