【モーラー奏法】肘を開く叩き方?力を入れずに大きな音で叩く奏法をドラム講師が解説!【初心者必見】

4 min 743 views
森谷勘太郎

森谷勘太郎

金沢市で活動しているドラム講師。
LACOSTEが大好きでたまりません。

FOLLOW

モーラー奏法ってきた事はあるけどどんな奏法かわからない・・・って方に!

今回はモーラー奏法の仕組みについて解説していきます!

肘を動かす?横の動き?回転?などモーラーについての動画や記事で絶賛混乱中の方はぜひ参考にしてみてください!

また、グラッドストーン奏法と比較した記事もあるのでそちらもぜひ参考にしてみてくださいね!

こんな方は必見!

  • モーラー奏法について知りたい
  • モーラー奏法の仕組みがわからない

モーラー奏法とは?

モーラー奏法はこんな感じ

正面から見入るとこんな感じです!

1番の特徴は、やはり肘の動きですね。

肘を動かすの意味

悪い例

ただ肘だけを動かしたら良いというわけではありません。

肘を動かす中で肩、手首、指なども使われています。

動きの中で肘がとても動いているように見えているだけです。

ワンポイント

腕の関節を全て使って叩く

良い例

モーラー奏法では関節を全て使いながら、回転も加えます。

こうやることで、小さな力で大きな音を出すことが可能です。

ワンポイント

回転や関節全てを使って力を入れずに大きな音を出せる奏法

モーラー奏法のメリットとデメリットは?

デメリット
  • 習得までに時間がかかる
  • 動きに癖がある
  • 慣れないと打点が安定しない
メリット
  • 力を入れなくても大きく叩ける
  • 疲れにくくなり長時間叩ける
  • ストロークの強弱がつけやすい
  • ドラムにおいての「脱力」のイメージをつけやすい

このように多少のデメリットはありますが、それに対してのメリットが大きいので覚えるのはありだと思います。

特に、脱力を身につける事は

  • 疲れにくくなる
  • 怪我防止
  • 音色が良くなる

と言った感じで、ドラマーには必要不可欠なものです。

モーラー奏法の練習方法は?

モーラー奏法は3つのストロークの合体系

モーラー奏法の練習ではモーラー式の

  • タップストローク
  • アップストローク
  • ダウンストローク

この3つを使います。

これを練習するときは3連符のリズムでやりましょう!

3つのストロークを覚えよう!

タップストローク

ポイント
  • 肘を広げる
  • 軽く手首を回転させる
  • 中指、薬指、小指の力を抜く

ここで大事なのは3本の指の力を抜くということです。

力を抜かずに握ったままだと後で出てくるダウンストロークの時にショットができなくなります。

ただし、親指と人差し指の2本は力を抜かないように!

支点なので、その2本はしっかり支えましょう!

アップストローク

ポイント
  • 軽く手首を返す
  • 素早く振り上げる
  • 中指、薬指、小指の力は抜いたまま

アップストロークは以前の記事でも紹介したように、振り上げるときに一発入れるストロークです。

少し手首を返すように、そしてすぐにあげるイメージで。

ここではまだ指の力は抜いたままです!

ダウンストローク

ポイント
  • ショットと同時に肘を閉じる
  • ショットの後は最初の構えになる
  • 振り下ろすというより素早く戻るイメージ

ダウンストロークの時に力をこめて振る人がいますが、それだと手首に負担がかかります。

振るというよりスティックをぎゅっと握る感覚、そして元の構えに素早く戻るイメージで叩いてみてください。

モーラー奏法する上でのポイントは?

ただ肘を使うわけではない

初めにも紹介したようにただ肘を広げて閉じてを繰り返しているのではありません。

関節を全て使い腕のエネルギーがスティックの先に集まると言った感じで叩きます。

肩からエネルギーが伝わるイメージ

叩く時にイメージして欲しいのが「肩からスティックの先までエネルギーが流れていくイメージ」です。

そしてそれが関節を通るたびに加速、増幅する感じ。

何言ってんだ!と言われそうですが、叩く時のイメージは大事です。

腕とスティックが一体化してるかのように、波打つように叩いてみましょう。

速く叩くにつれて動きは小さくなっていく

早く叩いているうちに、関節の動きは小さくなっていきます。

ただ、3つのストローク自体は変わらないので小さくなりながらも関節の使い方は変わらないように気をつけましょう。

モーラー奏法に役立つ参考書は?

ジョジョメイヤー「SECRET WEAPONS」

こちらは私がモーラー奏法をマスターする上すごく参考にしたDVDです。

プロドラマーのジョジョメイヤーが自身のスティックコントロールについて解説しているのですが結果的にモーラー奏法の解説となっています。

ディスク2枚組になっていて

1枚目

  • モーラー奏法やレギュラーグリップの歴史
  • ストロークの仕方
  • 体の動きや流れ
  • 練習方法

2枚目

  • 全く参考にならないテクニック(片手ロールなど)
  • そのテクニックを使った演奏

と言った感じでまとめられています。

2枚目に関しては、海外プロがよくやっているような練習してもできそうにないようなテクニックが紹介されています。頑張ってやってみてください!

レギュラーグリップでのモーラー奏法も解説しているのでレギュラーの方にもオススメです。

デメリット
  • 英語版で吹き替えも字幕もない
  • 動きを見ながらコピーするしかない
メリット
  • プロのモーラー奏法についてよくわかる
  • 一つ一つの動きについて詳しく動画化されている
  • その動きの練習方法やコツもわかる

まとめ

モーラー奏法のまとめ
  • 肘を開け閉めすれば良いわけではない
  • 全ての関節、回転を利用して大きく叩く奏法
  • ドラマーは脱力が1番大事
  • エネルギーの流れをイメージする

いかがでしたか?

私自身、今はモーラー奏法でやっているわけではありませんが名残はあると言うか肘の動きは少し残っています。

脱力や関節の動き、力の流れを理解する上ではとても重要な奏法なのでぜひ皆さんもやってみてください!

そんな感じでまた次回!

関連記事

1 件のコメント

コメントを残す